VITA-LITE・TRUE-LITE(バイタライト・トルーライト)
自然光だけがつくる「ほんものの色」
微妙な色の違いを識別できる自然光に近い光は、眩しさがなく目にもやさしい光です。
「ほんものの色」を知るためインク・塗料メーカーや印刷所、塗装工場で数多く設置され、また品質管理、
色検査でも利用されています。その他にもパソコン室や学習塾、図書館といった目に負担がかかる場所、
また「人体にやさしい光」という理由から医療機関でも活躍しています。
バイタライト・トルーライトと一般的な蛍光灯の光では
こんなに色が違います
一般の蛍光灯とは成分がまったく違い、可能な限り自然光に近づくよう特別に設計された蛍光灯です。CIE(国際照明委員会)が標準化した平均正午の自然光(色温度:5500K、CIE昼光)の分光分布するよう設計されています。
対象物が持つ本来の色彩を見事に再現します。
※点灯時、両端が灰色になりますが不良品ではあり
ません。
●ネジレ型蛍光灯
新バイタライト40W(ラピッド・グロー兼用32.5㎜管)・新バイタライト20W型(グローインバーター兼用32.5㎜管)
⇒太陽光に最も近い5500K、長寿命(40W平均)24000時間
※LED対応機器にはトルーライト・バイタライトは取付できません。
●直感型蛍光灯
新トルーライト32W(インバーター用28㎜管)・
トルーライト110W(ラピッド用38㎜)
⇒太陽光に近い5600K、長寿命(32W平均)34000時間
●電球型蛍光灯
スパイラルライト20W
⇒口金E26。太陽光に最も近い5500K
●バイタライト専用スタンド(バイタライト18W付)
インバータースタンド アーム型(固定式VITA-LITE18W付)
⇒眼が疲れない、よく見える
※点灯時、両端が灰色になりますが不良品ではありません。
インバータースタンドアーム型(アームは日立製)
蛍光灯選びのポイント
蛍光灯選びに重要な
3つのポイント
POINT.1
色温度
色温度を、一言で説明すると光の色です。
最近では家庭用蛍光灯でも色温度を表記するようになりました。
「電球色」「白色」「昼白色(ナチュラル色)」「昼光色」という言葉、聞いたことありますよね?
あれが色温度を表しているのです。
POINT.2
演色性
演色性とは太陽の光にどれだけ近いか、という意味です。
これを数字化したものを「平均演色評価数」といいますが、太陽を100点満点として、
光の成分(波長)が近いほど点数が上がります。
POINT.3
コスト
性能があっているかどうかが、何よりも大事ですが、やはりコストが気になりますよね。
単純に一本あたりがいくらか、だけでは分からないのです。
寿命がいくつで単価がいくらかを考えると出てきます。
POINT.1
光の色を示す色温度
色温度とは
色温度は光の色を温度で表したものです。
昔、化学実験でガスバーナーを使ったことがありませんか?
ガスには光を青くさせる物質があるので
厳密には違いますが、
ガスバーナーの空気の出口を開けて温度が上がり
火の色が変わるという原理は同じです。
その火の色が温度によって変化する現象に定義をつけ、
ケルビンなどの単位を用いたものが「色温度」です。
蛍光灯の種類
蛍光灯には「電球色」「電球色」「白色」
「昼白色(ナチュラル色)」「昼光色」があります。
メーカーによって多少異なる場合がありますが、これは名称によって色温度を分けているのです。
また色温度の単位を一般的にはケルビン(以下K)で表します。
選び方
まず「色温度の目安」という右上の表を見てみましょう。
左から右に向かって、色温度が上がっていきます。それに従って、赤⇒黄⇒白⇒青と変わっていきます。
落ち着いた雰囲気の喫茶店などでは、あえて赤みの強い蛍光ランプ、つまり色温度の低いものを
使用していることがありますが、我々塗料業界では通常、白(5000~6000K)を使用します。
一般的に売られている蛍光灯で一番白に近いものは「昼白色(5000K)」です。
これならば午前9時・午後3時と同じ太陽光線の色となります。
ただ一般的に調色は「よく晴れた日の正午の、北向きで壁がグレーに塗られた部屋の窓際」と言われます。
つまり調色の専用蛍光灯としてはこれでも不適切です。
当社では古くからメーカー各社の品質管理で愛用されている
「バイタライト(5500K)」をオススメしております。
POINT.2
光の成分を太陽に近づける
演色性が重要
「物の色とは、物そのものの色のことで、
私たちには常にそれが見えている」
と一般に思われがちです。
しかし実際は、照らす光によって色が変わって見えるのです。
例えば、左の図AとBのような実験をしてみるとします。
白いボールに白い光が当れば当然、白いボールに見えます。
しかし光源を赤に換えると赤く見えます。
何故かというと、人間の目は光で物を認識しているからです。
Cを見て分かるように、人は反射光で物を見るのです。
月が視認できる原理と同じですね。
この図は極端な例ですが、蛍光灯や街路灯なども、
決して物の色を正確に表現しているわけではありません。
このように、光による物の色の再現性が演色性です。
これを数値化したものを平均演色評価数(Ra)と言います。
平均演色評価数
平均演色評価数とは、基準光で照らした場合と
その光源で照らした場合とを比べて
どのくらいの色ズレがあったかで示されます。
基準光(太陽光)で見たときをRa100とし、数値が高いほど色の再現性が優れていることを表します。
ここで注意したいのは、平均演色評価数は、人の感覚にとって好ましい色かどうかを表しているわけではないということです。
演色性が劣っているからといって、性能が低いランプというわけではなく、対象物や用途など、
必要に応じて演色性を判断することが重要です。空間設計などではあえて演色性の低い黄や赤の強いものを使用したりします。
ただ、調色の場合は「正午の太陽光」を基準としているため、高演色性の蛍光灯が必須となります。
また「よく晴れた日の正午の、北向きで壁がグレーに塗られた部屋の窓際」という基準を満たすには
場所も難しいうえに、天候にも大きく左右されるため、専用の蛍光灯を使用されるほうが効率的で確実です。
POINT.3
コストは総合的に考える
「バイタライトは高い」とよく耳にします。もちろん一般と比べたら高価ですが、実際はそこまで高くありません。
下記の図表を見ていただければ分かりますが、バイタライトは長寿命です。
一般家庭で使われる蛍光管の倍以上の寿命があります。9000~12000時間ですが、20000~24000時間と長いです。ネジレなしの直感型蛍光灯「トルーライト」となると、34000時間という驚異的な寿命です。
また高演色蛍光灯は大手メーカーでもラインナップがありますが、どれも寿命が短いです。
例としては、5250KでRa99で定価が1000円くらいと良いのですが、ワット数が15形とあまりに弱く、寿命も5000時間と短く使い勝手が悪かったりします。
そのことから、バイタライトは総合的に考えると「安い」といえます。
以上の理由から、調色に使用するのであれば、バイタライトをオススメしております。